コラム

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絞りプレビューボタンを使おう

先日、web制作者の集まりでカメラの話をしていたのですが、ミラーレス→ライブビュー撮影→それなら被写界深度の確認をしながら撮影できますね~→そうじゃなくファインダーでの撮影なら、ボケ味の確認は絞りボタンを使うことになりますよね、というようなことをしゃべっていました。

その流れで、ちょっとだけ絞りプレビューボタンのことを話したのですが、いつものことながら説明の仕方が下手くそだったなあと。

プレビューボタンは、カメラによって位置が違うでしょうが、Canon EOS 5D MarkIIはここにあります。(キヤノンは、他のモデルもここにあると思います)

CANON EOS 5D MarkIIの絞り込みボタン

開放F値でのファインダーの見え方

開放F値が1.8のレンズで、絞りを1.8にした際のファインダーはこんな感じになります。(絞りの調整は絞り優先モードで)
いわゆる前ボケ後ボケの具合が大きく、被写界深度の浅い(ピントの合っている範囲が狭い)画面が見えます。

絞りをレンズ開放値にした際のファインダーの見え方

絞った場合のファインダーの見え方

そして、今度はぐっと絞って8.0くらいにしてみます。ところが、ファインダーの見え方は1.8の時と変わりません。
実はファインダーは絞りを変化させても、常にそのレンズの絞り開放の状態を表示させているのです。

絞った時のファインダーの見え方

絞りプレビューボタンを使った場合のファインダーの見え方

そこで、絞りプレビューボタンを使います。ボタンを押すと、絞った値によって被写界深度が変化することが確認できます。つまり、どれくらいのボケ味を得ることができるのかシャッターを切る前にわかります。

ちなみに、プレビューで画面が暗くなってしまうのは、絞り羽根を絞ることにより、カメラ内に入ってくる光の量が少なくなるからです。

絞りプレビューボタンを使った時のファインダーの見え方

このボタン、何に使うんだろうと思っていた人はぜひ試してみてください。

補足ですが、ファインダーを覗かないで、液晶ディスプレイを見ながらのライブビュー撮影の場合は、プレビューボタンを使わなくてもディスプレイでボケ味の変化を確認することができます。

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